どうもネトヲです。
本日、10月14日は「スポーツの日」ということで、世の中的には三連休の最終日になります。
私は土曜日に休日出勤したので二連休ですが、振替休日を10月25日に設定し、遅めの3連休を設けキャンプツーリングを計画しています。
まあそんな余談はさておき、今回は久しぶりに有間ダムと、財布とスマホを落として絶望していた時に出会ったHusqvarna NUDA 900Rオーナーさんが経営されているお店「プリマベーラ」へ行ってきました。
久しぶりの有間ダム
日陰に入ると肌寒く、日向だとちょっぴり暑いそんな天気でしたが、ここ数ヶ月続いた猛暑を考えると、今まさにツーリングシーズンですね。
連休中日の日曜日ということでバイク乗りでごった返していると思いきや、正午過ぎだったからなのか思いのほか空いていました。
駐輪した自分のバイクを眺めて「やっぱオレのバイクかっけぇわ」と思いながら、なにもせずまたーりする時間が大好きです。
私はバイクに乗るのが好きなんですが、それと同じくらい洗車やバイクを眺めるのが好きで、「無駄(非効率的)な時間の使い方」は結構上手い方だと思っています。
高速をかっ飛ばしてツーリングスポット・コースへ行くのもいいですが、近所の何気ない場所、それこそコンビニとかでバイクを眺めながら缶コーヒーを片手に「なにもしない」。コレはコレで贅沢な時間の使い方ですよね。
有間ダムですが、周回するコースの他に西側へ続く細い道があって、交通量が少なく景観もいいのでついでに行きがちです。
落ち葉や木々の葉色からも、段々と秋へ向かっていると感じますね。
東京へ越す前は、いくらでもこんな景色が見られたのでなんとも思いませんでしたが、今となっては恋しく感じられ、職場から車通勤できる範囲内で住めるような”程よい田舎暮らし”に憧れるようになりました。まあ車すら持ってないんですがね。
有間ダムを後にし脇道に入ります。
幹線道路の脇道は私の大好物で、交通量が少なく自分のペーズで走れ、気軽にUターンや駐輪ができるので「あ、ここで写真撮ったら良い感じかも」と思った瞬間に行動へ移せます。
ただ701 Supermotoくんはシート高がバケモノなので、乗り降りは苦労しがちと言うこともあり、セカンドバイクがほしいと思っている今日この頃です。
最近Dax125をレンタルし乗ってきたんですが、こういった脇道を走るのには持ってこいなバイクでしたね。
原付二種ということで、購入と維持にかかる費用を抑えられるので、本気で購入を検討している反面、DUCATIの「スクランブラー アイコン(Scrambler Icon)」が気になっています。。
スペックはよう分かりませんが、ぱっと見た感じシート高はそんなに高く無さそうですし、何より見た目が最高にカッコいい。
私が大型自動二輪に求めるものって絶対的な性能ではなく、完全に見た目なんですよね。
なので見た目よければ小型でも中型でもいいんですが、大抵「劣化デザイン」だったりするので必然的に大型になりがちです。
今々買うのは無理ですが、来年の1,2月とかですかねー。
ちなみに、仮にScrambler Iconを買ったとしても701SMは手放しません。大好きですから。
洗車
今回のツーリングですが裏ミッションを用意していて、それが洗車です。
バイクに乗った後はスポークやフェンダー裏など汚れやすい場所を中心に界面活性剤入りのワックスで磨いていますし、バイク用の「コンテナ」を契約しそこに保管していることもあり、目立った汚れはないんですが、前述の通り洗車大好きマンなので”したく”なっちゃうです。
また「プリマベーラ」の開店時間まで時間を潰す必要があるので、これぞ一石二鳥って奴です。
今回は洗車用のスポンジや溶剤は持参せず、「水→シャンプ→水」である程度の汚れを落とし、先述したワックスでビカビカに磨く作戦です。
車体についた水滴を落としていくわけですが…
隣で同じように拭き上げていた四輪車乗りの”お父さん”から、話しかけていただきなんやかんや1時間以上喋ってました。
そのお父さん、昔はSSや大型ネイキッド(Z2とかマッハとか)に乗っていた方で、最近になってリターンしようかどうか迷っているそうです。
そういったなかで私のバイクを見つけ「見た目オフロードだけどタイヤばバチクソデカくて気になって話しかけた」ということでした。
お父さんが拭き上げていた四輪車も、奥さん用らしいですがローダウンされていたりホイールが変わっていたり結構ヤンチャ仕様だっので、色々訊いてみるとホンダのS660無限仕様の抽選に外れてしまい、それからずっと状態がいい車両を探しているが中々見つからないし、そもそもプレミア価格になっていたりと色々苦労されているようでした。
よくこの洗車場を利用しているとのことですので、私もまたここで洗車しようと思います。その時は私から話しかけますのでよろしくですー。
…そんなこんなありつつ、ある程度拭き上げたところで、セロー時代からリピートしている「ヤマルーブ スーパーバイクワックス」で磨いていきます。
このワックス、本当にオススメです。
液体ワックスなので塗りムラとは無縁ですし、界面活性剤が入っているのである程度の汚れは落ちます。固形ワックスのような耐久性はないですが、基本的にこれで十分です。
ワックスを塗り塗りしたことでエンジンもピカピカ、足回りもピカピカ。時間をかけたぶんだけ綺麗になるので洗車って楽しい。
ということで、バイクが綺麗になったところで…
な、なんと「全日本スーパーモト選手権S2クラスの現役選手」であらせる御年81歳の林ヒサシ選手 からいただいたステッカーをバイクに貼りました。
個人的にバイクにステッカーを貼るのはあまり趣味じゃないんですが、でもあのレジェンドから頂けたんですよ?こんな私でも貼りたくもなります。
余談:林ヒサシ選手との出会い
これは完全に余談ですが、ステッカーを頂けた経緯がちょっと面白いので書かせてください。
週一回、ランニングをし終えた後はクーリングを兼ねて歩いて自宅へ帰るんですが、その通り道にガレージがある家があっていつも気になっていました。たまに2stエンジンの甲高い音も聞こえてくるし。
で、ある時たまたまガレージの入り口が開いていて、ちょうどバイクを弄っている方がいたので、レジェンドだとは知らないバカな私は
「かっこいいバイクですね、私もモタード乗っているんですよ」
と話かけたところ話が弾み、その流れでレジェンド級の現役選手で有ることが分かり「穴があったら入りたい」そんな気持ちになりました。
で、別れ際に「ステッカーあげますよ」ということでいただいたのが↑のやつです。
何故かコレを貼ったあとはいつもより軽快に走れるようになりまして、コレが俗に言うステッカーチューンなんだなと。
以上、余談でした。
プリマベーラにて夕食
洗車したりなんやかんやしている間にプリマベーラ(敬称略)の開店時間になったので、ピカピカのバイクで乗り付けました。
HPから雰囲気は分かってはいましたが、外観内装ともにオシャレなんですよ。
そんなオシャレな場所に、場違いなKTMのパーカを着て片手にヘルメットを持った不審者が敷地内をうろうろしているのを見かねたのかのか、お店から店員さんが出てきたところで
「アッ、スンマセン…大人一人なんですけお店開いてますか?」
と陰キャボイスで伝えたところ、快く席まで案内してくださいました。
「格好」も然る事ながら、こういったお店って一人で行くようなところではないと思っていて、なんか場違い感を感じていたところ、オーナーさんから「どうも」っと言っていただき、それが杞憂であるとなんとなく思えるようになり、気が楽になりました。
席についてメニューを見ていると、よく考えたらワタシ、ちゃんとしたイタリア料理点は初めてで、テーブルマナーも何もしらないやべぇ奴なんですよね。
なに頼んでいいかも分からないですし、メニューをみてもちんぷんかんぷんなので「オススメ」の中から、テーブルマナーとは一番遠そうな「ピザ」と、ソフトドリンクの中から紅茶を注文。
なんとなくピザは素手で食べているイメージがあったので、これならイケると思った故の采配であって、ホントは他に食べてみたい料理がありました。
注文後、料理が来るまでの間、オーナーさんと例の件の後日談や、キッチンに立っているシェフ皆さんがバイク乗りであることを教えてもらったりと色々お話していく中で、ありがたいことに前菜をサービスしていただきました。
前菜は「トマトソースとソーセージのサラダ」で、私が知るトマトソースとはレベチのコクと旨みがあって、でもソーセージの濃い味付けと相性よく「コレが本物か」と夢中で食べていました。
しかしながら、テーブルマナーを知らないワタシなので、ナイフとフォークを使うのに四苦八苦し、何というか惨めな自分が恥ずかしくなりました。
ソーセージってナイフで一口サイズに切るべきなのか、サラダは切らずにそのまま食べるのか、全く分かりませんでしたので自己流でなんとかしましたが、次は、次行くときは最低限のテーブルマナーを勉強してからお邪魔します。。
前菜を頂いた後にピザが到着。
月並みですが、ほんとうに美味しかったです。
当たり前ですが、いわゆるアメリカ的な分厚い生地ではなく、カリッとした薄い生地のピザで、本物の釜で焼き上げるこだわりが詰まった料理だと感じました。
私が知るカマンベールチーズって一口目から徐々に美味しさが減衰していって、それに反比例する形で”飽き”がやっているんですが、このピザはいくら食べても「美味しい」が続きます。濃厚なのにしつこさを感じないんですよね。
具材の名前は忘れましたが、ちょいピリ辛の唐辛子?的なモノがトッピングされていて、それがいい具合に効いていて飽きがこないのかなぁなんて思ったりもしましたが、私はガチの素人なのでよく分かりません。ですが、見た面の大きさに反して大人一人が全然食べ切れてしまうくらい美味しいピザでした。
先述した通り、ソフトドリンクは紅茶を注文しました。
まあ、紅茶が飲みたかったというよりか、なんとなくイタリア人って紅茶を飲んでいるイメージがあったので注文したんですが、よく考えてみるとそれってイギリス人でしたね。
個人的にはピザと紅茶の組み合わせは良いと思いましたが、このあたりも勉強が必要です。
メニューを見ていく中で私の好物「鶏肉と大豆のトマト煮」(もっとオシャレな名前だった)が有ることがピザを注文してから気づき、ダメ元でテイクアウトできるか訊いてみたところ「料理によってはOK」とのことで、オーナーさんに確認してもらったところ「OK」でしたので、自分のお土産として追加で注文。翌日朝に頂きました。もうね、美味しかった。
徐々に店内がお客さんで混み合ってきたので、邪魔になる前においとまさせて頂きました。
その際、キッチンを抜け出してわざわざオーナーさんにバイク前までお見送りしていただき、「また来てください」と言っていただました。
私はひねくれた性格をしているので、人から言われた言葉の裏の裏に隠された本意を考えるんですが、今回の「また来てください」は少なくとも今回、私が来店してから退店するまでの間、出禁を食らうレベルでの悪行はしてないので、
「コイツならまあまた来てもええか」※
的なニュアンスだと感じました。
※あくまで私の性格が滅茶苦茶ひねくれていて言葉通り素直に受け取れないからそう解釈しただけで、オーナーさんはじめ店員さん全員によくしていただきました。それはGoogle Mapレビューを見ればわかります。なので誤解されぬようお願いします。マジで。
最後に
というワケで今回はいつもとは違ったツーリングをしてきました。
プリマベーラのオーナーさんもそうですし、洗車場の”お父さん”も全てバイクに乗っていたからからこそ出会うことができました。
私をバイクという世界に引き込んだ中学以来の友人がいるのですが、それなりに共通する趣味があるとは言え、未だ連絡を取り合えるのもバイクというプロトコルがあったからなのかななんて思ったりします。
ほんと、バイクに感謝ですね。
それとバイクに限らず、趣味を通じて出来た縁は利害関係を無視した付き合いとなり、より人間の本質的な部分を見られると思うので、最初から虚勢を張ることなく等身大の自分であり続けようと思いました。