Contents
こんにちは、ネトヲです。
数ヶ月間、二年間15,000km乗ったTOURING SEROW(以下、セロー)とお別れしてきました。

本当はもっと早く記事を公開しようと考えていました、しかし、気持ちの整理が出来ておらずだいぶ時間が経ってしまったんですが、仕事ではないのでそこはご愛敬。
バイクとの出会い
私は恐らく友人A氏がきっかけでバイク(もとい自動車)に興味を持ち、中高生時代はそれらの動画を食い入るように視聴し、大学在学中に二輪免許を取得、そこからバイクデビューしました。
初めてのバイクはホンダPCX、今となっては何故このバイクを選んだか全く記憶にないんですが、燃費、積載、実用性の全てを兼ね備えたとてもバイクだったことは今でも覚えています。

このPCX、通学用としては十分すぎる程活躍してくれましたが、一年も経たずして事故で廃車。幸いなことに、入院するような怪我は無かったものの、通院や金銭面で親には迷惑をかけたし、PCXについても全然乗ってあげられなくて本当に申し訳ない気持ちになりました。
そんなことから、バイクとは自然と距離を置くようなり、丁度イニシャルDに超ハマっていた私はアルトワークス(HA36S)を購入し四輪ライフをエンジョイ。

その後、紆余曲折あり大学院を中退し社会人となった私は、社内で一番忙しい部署へと配属されることに。(安月給だったので車は維持出来ないと判断し社会人となったタイミングでアルトワークスは手放しました)
慣れない社会人生活の疲れから、休日は買い物以外で外出せず、ずっと引きこもってゲームや昼までずっと寝ているような不規則な生活を送っていた訳ですが、なんとなく頭の片隅に「バイク」があって、忘れようにも忘れられない中、あるニュースを目にします。
「ヤマハ発動機、35年にわたるロングセラーとなった『セロー』(SEROW250)の生産終了を発表」
「最後はセロー」なんて言葉を聞いたことがある程度で、スペック至上主義の私からしてみればセローは250ccとして見ても非力で、スポーツバイクのようなかっこよさも無くまさにout of 眼中でしたが、このニュースを見てからどうもセローが気になってしまい、居ても立ってもいられず在庫があるバイク屋へとりあえず行ってみることに。
いざ跨がってみると思いのほか足つきもよく、久しぶりのバイクということもあって「いいなぁいいなぁ」としているうちに契約。セローの在庫がバイク屋のグループ内で残り2台ということも追い風になりました。

この時は特に意識せずTOURING SEROWにしましたが、それなりにキャンプツーリングへ行ったので結果としてはよかったなと。
在庫車ということで納車も2週間くらいと早く、慌ててヘルメット等の装備品を購入し納車日を迎えました。しかしジャケットがイケてないっすねぇ。。

納車後は行き慣れた根白石と七ヶ浜町の海岸沿いをツーリング。

七ヶ浜町のとある駐車場で休んでいると、セローオーナーだった方に話しかけられ「林道に行くとこのバイクの良さがわかるよ」や「こんなバイク二度と出ないから大事にね」との言葉をいただき、セローとの付き合い方を考えるいいきっかけとなりました。
セローとの思い出
納車されてからセローと沢山の場所へ行きましたので、写真を見ながら時系列順に振り返っていきます。
初長距離ツーリング(福島県 磐梯吾妻スカイライン) – 2020/8
納車後初めての県越え&連続100km超走行ということで、疲労とケツがピークに達し急遽宿をとり一泊。偶然にもその宿では宿泊したライダーに、願掛けとして起き上がり小法師を渡しているとのことで、私も一ついただきました。

今になって振り返るとそれを無くすまでの間、(バイクで)コケなかったので願掛けとして見事、機能してくれたのだと思います。

見慣れたはずの夕焼けや、景色が全部新鮮で「バイクもといセローを買ってよかった」と思える最高のツーリングでした。


初長距離林道ツーリング(宮城県 泉ヶ岳) – 2020/9
納車からある程度バイクに乗って慣れてきた頃、突如「林道(未舗装路)を走りてぇ」と思い、amazonでオフブーツ等装備を整えたはいいものの、翌月のクレジットカード請求額がとんでもないことになったやつです。

自宅から日帰りで往復出来る距離にある林道を探しみると、泉ヶ岳に程よい感じの砂利道があったんで、とりあえず保護猫活動をされている「ねこさろん」まで走りました。



未舗装路とは言え凹凸の少ない砂利道でしたが、おっかなびっくりでトコトコ走った際のセローの鼓動感が何故か頼もしかったです。
東京に移り住んでからはこういった林道が中々なくて、宮城にいたときに最も回っておけば良かったと今更ながら後悔してます。
1ヶ月点検(宮城県 ハヤサカサイクル) – 2020/9
当日は天気に恵まれず点検をキャンセルするかためらいましたが、「ある意味いい機会なのでは」と捉え強行し雨の中を走りました。

路面が濡れていることで道路のμが低く、マンホールや白線を越えるときに気を遣いながら走ったわけですが、コレばかりは何年経っても恐怖心が無くなることは無かったですね。
ちなみに、YSP西東京で受けた2年目点検の時は大雨でした。呪われてるかも。
寄り道①(宮城県 永安寺) – 2020/10
セローに乗っていると何故か幹線道路を避け、訳わかんないほっそい道へ逸れてしまう減少が度々起こるんですが、まさにコレもその一つ。

丁度秋めいてきた時期で、紅葉にセローの赤いボディが上手く溶け込み、わりと同化しているような。。
寄り道②(宮城県のどっか)– 2020/10
海沿いをツーリングしていた時にたまたま見つけた未舗装路。軽量な車体とブロックタイプのタイヤとが相まって砂に埋もれることなく走れたのは良かったものの、洗車が大変でした。

社会人にになってからは「如何にして効率良く時間を使って休日をエンジョイするか」とばかり考えていましたが、海を見ながら黄昏れる、そんな無駄な時間の使い方を覚えたのもこの頃です。
林道ツーリング①(宮城県 桝沢林道) – 2021/11
林道が多いと言われる泉ヶ岳を適当にGoogle MAPで探検していたら、スプリングバレーまで抜ける道があるとのことで行ってみた時ですね。

予想以上にトリッキーな道で、未舗装路区間や「コレ車一台が通れる位の幅しかないだろ」といった仙台から近いくせに結構楽しく走ることが出来ました。

この時くらいから林道にハマり始める訳で、単純に走っていて楽しいというのと、交通量が少ないというかほぼ無く、自分のペースで走って好きに停車するスタイルがセローに合っていたからなんですよね。
キャンツー①(宮城県 平成の森) – 2021/11
無性にキャンプツーリングをしたくなったんですが、手元に夏用シュラフしかなく、化繊の冬用シュラフを買おうとしたんですが、明らかに(バイク用として)サイズオーバでしょうがなくmont-bellのダウンハガー800 #3を買って破産しかけた時です。

南三陸の平成の森に併設されているキャンプ場を選んだ理由は、11月でも空いてることと、温泉があって比較的自宅から近かったからです。


道の駅に立ち寄り食材を調達し、南三陸さんさん商店街にてコーヒーを飲み一休みしました。


私は海鮮がダメなんで海沿いの道の駅に行っても殆ど食べれるものがないのが悩み。
当時はたき火台がなくテントだけで、夜ご飯も何も考えず焼き肉と、ロマン無しの寒くて寂しいキャンプでした。


ただ「朝ご飯はちゃんとしよう」と考えていて、下処理済みの野菜を用意しパスタにして食べました。

汁物は簡単でお腹が膨れて温まるので寒い時期にぴったりです。
半年点検(宮城県 ハヤサカサイクル) – 2021/01
宮城県仙台市の青葉山にある仙台城跡って、地元民だからこそ滅多に行かない場所なんで点検に出す前に立ち寄りました。

前日の夜、降雪するくらい冷えていたことをすっかり忘れ、場内に駐輪しようとフロントブレーキを握ったその刹那、フロントがロックしたと同時にスリップし初コケ。

辺り一面凍結していたので引き起こしもすごく苦労し、終いにはエンジンがかかんなくなり超焦りモード。ググってみるとFI車はエンジンがかかった状態で転倒したことを検知すると一度keyをoffにしない限りエンジンがかからない仕様らしいです。
写真が残ってないのが非常に残念、
点検時にコケたことを伝えたところ、若干ハンドルが曲がっているとのことで点検ついでに直してもらいました。
そのときに待ち時間にカフェへ行って一休み。


肝心の点検を受けていた時の写真は残ってませんでした、ごめんなさい。
冬季ツーリング(宮城県 南川ダム 牛野ダム) – 2021/01
学習しない私は「降雪しててもセローなら走れるんじゃね?」と思い大和町方面にツーリングへ行きました。
案の定スリップしてコケかける訳ですが、なんとか持ちこたえて事なきを得たという。。
ファイルサーバーを整理していたら死にかけた動画が出てきた pic.twitter.com/WDBVAfoh5H
— つうじょうの3ばい (@Tuuzyouno3bai) January 29, 2022
雪って本当に滑るんだなぁって😅

桜見(宮城県 青麻神社 南川ダム) – 2021/04
α6400(一眼レフ)を購入したんでせっかくなら、と桜を撮影してきた時ですね。




バイクだとサクッと停車してサクッと撮影出来るのがいいっすよね。
久しぶりの一眼レフでしたが、兎に角重く取り回しに難ありなので、売却しなんだかんだありRX100に戻りました。
コンデジなんでシャッターを押したときの「撮ってる感」は全くないですが、ある程度の明るさがあれば本当に綺麗に写るんで十分ですね。
林道ツーリング②(宮城県 高野原線) – 2022/04
根白石から手軽にアクセスできる高野線ですが、思いのほか未舗装路区間もあり交通量が少なく林道ツーリングにはぴったりです。





普通自動車でも通れる位走りやすい道かと思います。
寄り道③(宮城県 牛野ダム)– 2021/05
キャンプブームがゴールデンウィークと悪魔的フュージョンした結果、信じられない位混んでいてドン引きしました。

何処も彼処も車車車で、あきらかにキャパオーバ。本当に密。
そこまでしてキャンプしたいのか。。

もちろん私はバイクなんで、隙間を見つけてマターリ。
時には走ってばっかりではなく、ゆっくりする時間も必要ですね。
キャンツー②(宮城県 牛野ダム&福島県 摺上川ダム)– 2021/05
↑で色々言っておきながら、翌週、牛野ダムでキャンプをするというw
仕事終わりに速攻キャンプ場へ向かったもののほぼ夜で、名前通り「ムーンライトテント」を月明かりを頼りにテント設営しました。

翌朝見たダムに反射する日の光がなんとも幻想的で、キャンプならではの設営や撤収のめんどくささを差し引いてもお釣りがくるレベル。


キャンプのいいところってこういった幻想的な景色を見れることですよね。嫌でも早起きしますし。
その後、福島県の飯坂にある摺上川ダムに突然行きたくなり、とりあえず行ってみることに。
摺上川ダムは馴染みのある南川ダムと比較すると、単純にでかく、縁に沿って道路が敷設されているので走っていて楽しい道の一つです。



乗らずとも愛車を見ているだけで心が満たされる瞬間がたまに訪れるんですが、この写真の公園に停車したときにそれが発動。ツナマヨおにぎりを食べながら「こうして見るとセローかっけぇ」や「なんか知らん傷があるんだが」とまじまじ見てました。
寄り道④(山形県 麺辰)– 2021/05
寄り道というかただのラーツー。
基本的に私はツーリングするときはお昼抜きで、可能な限り走りまくるのがモットーなんですが、この日は無性に「こういうのでいいんだよラーメン」が食べたくなり突発的にツーリング。

結果としては大正解。本当に美味しかった。
あとついでに、新しく買った無線機「VX-3」を持ち出してQSOもしました。

雨に見舞われたものの、それはそれで思い出に残るツーリングでした。

キャンツー③(岩手県 種山高原キャンプ場)– 2021/06
キャンプといったら非日常ということで、星空を見れるとのことで有名な「種山高原星座の森」近くのキャンプ場へ。




星空も然る事ながら、小さいながら売店や温泉があったのでまた行きたいキャンプ場です。
この頃から高速道路に慣れてきたこともあり行動範囲が広がる訳ですが、それと同時に少しづつセローへの不満も出てきたんですよね。
温泉ツーリング(福島県 くつろぎ宿 千代滝)– 2021/07
怒濤のキャンツーをこなしていた私ですが、設営から片付け、さらに帰宅後のメンテナンスに疲れ、3ヶ月連続のキャンツーは断念し温泉ツーリングをしました。
売店や休憩スペース、温泉等々全て想像の遙か上のクオリティで、是非もう一度行きたいです。





温泉に限らずビジネスホテル含め、一人旅行で宿泊すると妙に興奮(変な意味でない)するのは私だけでしょうか。
キャンツー④(???)– 2021/07
ノリで友人とキャンツーをしました。場所は山形県だった気がしますが記憶に無し。



なぜか真夏なのにロマンを重視した結果たき火をするという暴挙をしたり、翌朝馬鹿みたいに虫に刺されて足の各所が腫れて痛い目を見たりしながらも、マンネリ化しつつあったキャンプに新しい風が吹いてきて良い刺激になりました。友人に感謝。
転職 – 2021/10
これはバイクとは関係ないですが、1年強勤めた会社を辞め東京の団体に転職することになり、引っ越しの荷造りをしている時の写真です。

正直セローを持って行くか手放すか迷ったんですが、奥多摩とか伊豆とかへ行ってみたい気持ちが強くあったため、この時は売らずに東京へ一緒に行くことに。
ただ、色々と都合が付かなかったので、とりあえずセローは12月まで仙台の駐輪場に置いておいて後日改修する方針にしました。
1年点検&バイク回収(宮城県→東京)– 2021/12
引っ越しが落ち着いたので仙台に置いていったセローを引き取りに行きました。
本当は新幹線で仙台へ行くつもりだったんですが、高速バスがなんと3,000円と激安だったんで深夜、新宿のバスターミナルから乗車。久しぶりに高速バスに乗りましたが4列シートだったこともあって全然眠れず朝を迎えました。

出発前にセローの点検とタイヤ交換をお願いしていたんですが、バイク屋がオープンするまでだいぶ時間に余裕があったので仙台の街をブラブラ。



点検が終わったのち高速へ。

季節も12月と日中であってもだいぶ寒く、道中凍えながら高速を走りました。
前々から薄々感じてはいましたが、セローは高速道路が苦手ですね。エンジンパワーはそんなに気にならないですが、ミッションが5速なためどうしても高回転域を多用し振動で手が痺れてくるのと、車体の軽さが仇となり横風が吹くとふらふらして生きた心地がしません。

まあなんだかんだありつつも、6時間かけて最寄りのICへ到着。

お疲れ様ということで東京のガソリンを給油。
間髪入れず多摩自動車検査登録事務所でナンバー変更。これについてはブログで取り上げてますので気になる方はご覧下さい。
林道ツーリング③(東京都 白岩の滝 風張峠)– 2022/01
大都会東京といえど、西側へ行けば大自然が残ってますので手始めに日の出町の林道へ行きました。


脇道で休憩していると偶然セロー乗りの方が通りかかり、ここぞとばかりに記念撮影。結構なベテランの方で「色々バイク乗ってきたけどセローがちょうどいいね」とおっしゃっていました。
私自身セローは高速道路は苦手だなと感じますが、それ以外(街乗りや峠、燃費や維持費)については確かに「ちょうどいい」ですね。懐の大きいバイクです。
乗り始めて暫くはシートに3時間座っているとお尻が痛くなりましたが、それにも慣れてきたというか体に馴染んできたので、下道主体のツーリングであれば結構遠くまで行けますし、なんていたってオフロードバイクなので、気になった脇道やあぜ道に気兼ねなく入っていけるのがいいですよね。
寄り道⑤(東京都 鋸山林道 神奈川県 相模原)– 2022/02
東北だと2月はまだ雪が降っていてとてもツーリングが出来る時期ではありませんが、さすが関東。平地であれば問題なく走れてしまいます。



まあ鋸山林道はさすがに封鎖されてましたが、、、
特に寒い分、空気が透きとおっていてより綺麗に景気が見えるので私は夏よりもっぱら冬が好きです。

キャンツー⑤(静岡県 オートキャンプ銀河 西伊豆スカイライン)– 2022/04
キャンプ装備的に冬季は無理なので春になるのをまって年明け最初のキャンツー。

以前から行きたいと思っていた伊豆のキャンプ場にした訳ですが、高速道路でサクッと言ってしまうと味気ないので、途中山梨県山中湖へ立ち寄り富士山を見てきました。

天気もよく気温が高めで、また富士山が見えるということで、私含めライダーのテンションが高くいわゆる「ヤエー」を沢山いただきました。その瞬間は今でも鮮明に覚えてます。


今回のキャンプからたき火とタープを導入したんで、撤収や後処理が面倒になりましたが、それ以上に「キャンプしている感」が出て満足。
気をつけて欲しいのが、写真の通りポリエステルのタープ内でたき火をすると火の粉が飛んだ際、もれなくタープに穴を空けちゃうので、くれぐれも真似しないでください。


翌朝、パンケーキを食べながら豆から挽いたコーヒを飲むという、自宅でもめんどくさくて絶対に作らない料理を作りました。スキレットが小さいと食材をこぼしたり、何度も作る羽目になり不便だったんで多少かさばっても大きめのを選ぶと便利かもしれません。


西伊豆スカイラインは最高の一言。特に朝早かったこともあり交通量が少なく、程よい傾斜のワインディングと最高の景色でした。
特にワインディングについては、単気筒エンジンならではドコドコ感が聴覚、触覚から伝わり「バイク乗っている」のがダイレクトに伝わってきて改めてセローいいなぁと思いました。

帰りは熱海を通ってきたんですが、小田原城近くの桜がちょうど見頃だったんで立ち寄ったものの、肝心の写真を撮り忘れて無念。

総走行距離1万キロ – 2022/05

2020年8月に納車されてから1年と9ヶ月で1万キロ達成。高速道路をかっ飛ばしたり林道で倒したりと無茶な使い方をしていましたがノートラブルだったんでセローはタフです。
1年半点検&キャンツー⑥(福島県 会津美里町せせらぎ公園オートキャンプ場)– 2022/05
今思えばバカなんですが、1年半点検のためわざわざ東京宮城間を往復してきました。
プランとしては夜通し高速道路を走って宮城へ入りそのまま点検、友人宅で一泊し翌日キャンプ場がある福島まで行き一泊、そしてそこから東京までワープするという2泊3日の弾丸ツアー。


高速道路についてはもう完全に慣れて、キャンプ用品を満載した状態でも特に恐怖心がなく走れるんですが、シミー現象(高速域になるとハンドルがブレる)が頻発し遅いトラックの後ろをストーカーするようにマッタリ走行でやり過ごしました。
点検後は仙台駅地下にある駐輪場に駐車し友人と昼食。

友人宅で一泊ののち、キャンプ場へ向かいました。


私は車両横付け可能なテントサイトがあるキャンプ場しか選びません、それは荷物の運搬が大変というのもあるんですが、なにより旅の友と一緒にキャンプしたいからなんですよね。セローは相棒でキャンプ道具です。
2泊3日で900キロと自己ベストを更新したツーリングでした。

寄り道⑥(東京都 勝峯山林道展望広場)– 2022/06
私のお気に入りの場所。自宅から比較的近く滅多に人がいないので良く行ってました。
備え付けのベンチでご飯を食べたり、まったり出来ます。

道中は砂利道なのでSSやアメリカンのような二輪車では行けません。セローなら余裕です。
林道④(東京都 三ノ木戸山展望所)– 2022/06
交通整理のおじさんに教えてもらった林道です。
近年こういった舗装されていない林道って本当に少ないというかなんなら減っていると感じるので、林道に植えている都民の方にオススメです。
林道ツーリング⑤(群馬県 御荷鉾スーパー林道)– 2022/07
関東の林道といったら御荷鉾スーパー林道ということで行ってきました。




さすがスーパーと言うだけあって未舗装路区間が長くトリッキーな道もありつつも、ゲロ道はないので私のような初心者でも十分走れます。上手い人ならアフリカツインやGS等の大型アドベンチャーでも走破出来ると思います。
ただ何回かアンダーガードに石が当たる音がしたので、用心するならアンダーガードなりを装着しておいた方がいいかもしれません。
総じて、都内から距離があるのがネックですがそれを差し引いても行く価値があります。
寄り道⑦(東京都 奥多摩)– 2022/09
この頃から「このままセローというかバイクの乗り続けていいものか」と考えるようになります。




というのも、私は宮城から東京に出てきて東京らしいことをしたか、社会人になってバイク中心の生活になっているが果たしてそれがいいのかと悩んでました。
またバイクに乗るにしても、東京に越してきて高速道路や長距離走る機会が増え、どうしてもセローでは物足りなくなりました。
色々悩んだ結果、セローとお別れする事に。
キャンツー⑦(長野県 立場川キャンプ場)– 2022/10
セローとの最後のキャンツーということで憧れの長野へ。
長野へは初めて行ったんですが、一言で感想を言うと「綺麗だった」です。





道路も道の駅も景色も本当に綺麗で、セローを手放さずまた長野へ行きたいと切実に感じました。
スキー場のような高所にある施設が多くあるため「景色がいいとこ行きたい!」と思っても選択肢が多くあり逆に困るという。
言葉で表すのが難しいんですが、とにかく自然を味わいたいのなら長野。オススメです。
寄り道⑧(東京都 檜原村)– 2022/11
いよいよセローとのお別れが翌週に迫り、最後にお気に入りの場所でラーメンを食べてきました。

ラストツーリング(福島県 磐梯吾妻スカイライン 宮城県 ハヤサカサイクル)– 2022/11
とうとうやってきたお別れの日。売却する場所については色々考えていたんですが、購入したバイク屋で買い取ってもらう事に。



朝一で中央道から東北道へアクセスし、まずは磐梯吾妻スカイラインを目指しました。
これまで高速道路に乗っていると眠かったり辛かったりする瞬間がありましたが、今回ばかりはアドレナリンが出ていたのか最後だからなのか不明ですが、とにかく全くそういったことが無いまま無事目的地へ。

途中、給油をサボった結果燃料警告灯が点灯したわけですが、幸いにも早朝から営業しているガソリンスタンドがあったため事なきを得ました。


今まで幾度となくココへ行きましたが、一度吾妻小富士(浄土平)に登ったことがないため折角ならと登ってみました。

とにかく風が強く足場も決して良くないため、下手したら高尾山よりも危険ですね。
とはいえ頂上からの眺めは絶景ですので、こちらもオススメです。

下界へ降りた後、予約していたホテル「Active Resorts 宮城蔵王」で1泊。

翌日は曇天でしたが、元々の天気予報では雨っぽかったので雨じゃないだけまだましですね。


銀杏並木の仙台市中心部をセローで駆け抜けて、バイク屋を目指します。
ちょっと早く着いたのでコンビニで休憩。

刻々と時間が迫ってくる訳で、、、

目的地へ到着。そして査定ののち売却。
売却後、店員さんにお願いして最後に写真を撮ってもらいました。

最後に
ということで長々とセローとの出会いから別れまでを振り返ってみました。
こうしてみると何だかんだ言ってキャンツーに結構行ったな、という印象と当初乗らないと豪語していた高速道路もかなり利用していた反面、そんなに林道(未舗装路)へは行かなかったんですね。
私的には、転職に伴う引っ越しで東京へ来たのが一番のターニングポイントで、宮城にずっと住んでいたとしたらこのタイミングでセローを手放す事は無かったのかな、とは思います。
もしかしたら半年後にバイクを買っているかもしれませんし、一生乗らないのかもしれません。
ただ、またセローに乗りたくなっても乗れないとう現実を突きつけられると、セローを手放してよかったのか、本当にこのタイミングがベストだったのかと日々考えてしまいます。