どうもネトヲです。
タイトルにあるように、3年間乗ったHusqvarna 701 Supermoto(以下、701SM)を手放した話を手放したのでその話でもしようと思います。

要約
701SMの圧倒的な走行性能と、数少ない不満点
都内での大型バイク維持の実態
趣味の価値観の変化と売却の決断
701SMとはなんぞや
701SMはHusqvarna Motorcyclesが発売しているモダードスタイルなバイクです。

148キロの車体に、75馬力最大トルク73.5(N・m)のLC4というバケモンエンジンを乗せた頭おかしいバイクで、スイングアームレイアウトや装着タイヤホイールなどの違いはありますが、兄弟車にKTMの690シリーズ、GASGASの700何ちゃらシリーズがあります。
LC4はずいぶんと前からあるエンジンらしく、バイクの系譜によると1980年代にはエンデューロマシン用に開発されていたようで、それを市販モデルへとモディファイしたDUKEシリーズがデビューし、現在の690シリーズへと繋がっているようです。
エンジン以外にも、Bremboのラジアルマウントキャリパー、トラコン、コーナリングABSなど、走るための装備にこだわった一方で、快適装備は皆無な走りに特化したバイクです。

刺さる人には刺さる、そんなバイクです。
701SMとの出会い
乗り換える前に乗っていたのはセロー250で、地方から都内へ引っ越した時に一緒に持ってきたのですが、

- 林道が近くにない
- 何処行っても渋滞ばかりで楽しくない
ということで田舎へと遠出するために高速に乗る機会がぐっと増えて、車体剛性やエンジンに不満を感じるようになり、なんやかんや合って701SMを購入しました。その時に大型自動二輪免許も同時に取得。
3年所有してわかった701SMあれこれ
これは皆口を揃えて言いますが、めちゃくちゃ面白いバイクです。
割り切ったエンジン特性なので”下”はスカスカですが、3000rpm以上のパワーバンドに入ると体が置いてかれる勢いで加速していきます。ニーグリップしないと本当に危険です。
軽量な車体でありながらも高速道路を走った時の安定感も抜群で、○6○km/hでぶっ飛ばしても車体がブレることなく怖さは全くありません。
ブレーキもめちゃくちゃかっちりしていてコントローラブル。不満は全くありません。
(ただしContiAttack SM EVOテメーはダメだ)
そしてなによりもカッコいい。乗らなくても洗車しているだけで十分なくらい見た目がいいです。

積載性能が低いだの何だの言われてますが、私はサイドバックとリアキャリアを付けてキャンプツーリングに出かけたりしてましたので、そこら辺のバイクと遜色ないレベルだと思います。

乗っていて快適なバイクではないのですが、それでも日本3霊山ラリーにて雨が降りしきる中、1200km超走りきることができたので精神力と体力、そして燃料があればいくらでも走れます。

不具合についてもエンジンのヘッドカバーからオイル漏れするというトラブルもありましたが、保証にて無償修理してもらい、それ以外でなにかトラブルはありませんでした。優秀ですね。
701SMを手放す理由
ここまで書いた通り、701SMはめちゃくちゃ良いバイクで気に入っていたのですが、何故手放したかというと、まず一つは「ライフスタイルの変化」です。
よくある「結婚した」や「子供が産まれた」とかではなく、バイクに乗る意味を考えるようになったのがきっかけです。
バイクは楽しいです。近所を走ってもいいし、道志みちを走って山中湖で見る富士山もめちゃくちゃ綺麗です。ライダー同士で手を振るのもなんだかんだ楽しいです。でもそれだけなんですよね。

走って走って走って走って、その瞬間は楽しいのですが、走り終わった後振り返ると何も残ってない。
趣味なんてそんなもんでしょ、と割り切れればいいのですが、30歳を手前にして私はどんどん合理的な思考へと変化するようになり、このままバイクに乗り続ける意味があるのかと疑問に思うようになりました。
そんな中、中途半端にやっていた音楽にどっぷりハマりまして、仕事終わりでヘトヘトだろうとなんだかんだ毎日、なにかしらやっています。正直バイク以上の情熱があります。
音楽は面白くて、始めたばかり数ヶ月は全然弾けないので面白くもなんともないんですが、ある程度できるようになってくるとどんどん楽しくなってきて、気づいたら1曲通しで弾けるようになって、どんどん自分の中にスキル(資産)が蓄積されていく感覚と成長を感じられます。

バイクのような瞬間的に楽しさを消費する趣味に時間を費やすよりも、蓄積されていってより深みが出てくる趣味の方が、今の私にとってベストなんだろうなという思考に変化していきました。
そして次が「バイクに飽きた」です。701SMとは関係ないですね。すみません。
東京はバイクというか車を含めて、乗ることに全く向いてない場所です。
何処行っても渋滞してるし、クソ暑いし、維持管理にもお金はかかるし、駐車場所は少ないし、よっぼどの僻地へ行こうとしなければ公共交通機関で移動した方が絶対に楽です。
地方にいたときは「今日は天気がいいからバイク日和だ!」だったのが、今は「今日は天気がいいからどこいっても混んでそうだな」という思考に完全に置き換わり、バイクに乗ろうという気持ちにならなくなりました。

…というのは建前で、なにかと理由を付けてバイクに乗れない事を正当化しているだけです。
701SMも買って1年目は4000~5000km走ってましたが、2年目から徐々に乗る機会が減り、手放したタイミングで9000km台でした。3年目は2000kmも乗ってなかったと思います。
そんな中、初回の車検を迎えた訳でして、車検を通すか、手放すかはかなり悩みました。
オイル交換や点検などこまめにディーラで作業してもらったこともあって、車検自体は8万程度で済むという話で、「んなら通した方がよくね」という思考にもなったのですが、ほぼ乗らないバイクにコストを掛けられるほど裕福な生活を送れている訳ではないですし、ディーラでメンテナンスしてもらうことによるコスト、そして701SM以外にGSX-S750も所有していること。

これらから701SMを手放す決断としました。
さいごに
という訳で701SMを手放した話をしました。
手放した理由は701SMに問題があったとかではなく、単純にライフスタイル等によるものでして、可能で有ればずっと所有しておきたいと思うとても良いバイク、相棒でした。
私の性格からして、多分「また701SMに乗りたい」ってなる可能性もありますが、幸いにして新型の701SMが発表されているので、お金さえ積めばまた乗れるという安心感があります。

逆に「もうバイク乗らない」という選択肢も残されている訳で、今年の11月に車検を迎えるGSX-S750をどうするかというのが、課題として残り続けています。まあそれは時間をかけて解決していこうかなと。

最高のバイク、相棒だったよ。
いままでありがとう。701 Supermoto。
