【SEROW250】「ライダーを育てるバイク」について

どうもネトヲです。

私事で失礼しますが最近、教習場に通い大型二輪免許を取得しました。

教習場に通うのは普通自動二輪を取得したとき以来で、実に5年?ぶり。

気づけば私も20代後半になり、同じく教習場に通っている大学生であろう人たちを見ると「若いなぁ」と感じるようになりました(つまりおっさんになった)。

…そんな戯言はさておき、教習場に通っていて思った「ライダーを育てるバイク」について、柄にも無く語らせてください。


NC750(教習車仕様)

私が調べた限り、ここ数年のうちに大型二輪免許の教習に使われるバイクはNC750(以下、NC)に置き換わっているようで、CB750を使っている教習場は私が通える範囲の教習場で使われていませんでした。

そんな訳でNCとは教習場で出会いました。

37psとCB400SFよりパワーが無いのは有名な話

普通自動二輪を取得してからずっと乗ってきたSEROW250(以下、セロー)と比較すると、「重い」「ハンドル切れない」「そんなに下のトルクがない」「横幅が結構ある」「足つきはいい」と言ったところで、正直取り回し含め乗りこなせるか心配でした。

でも、人間は不思議なもんで、慣れてくると重量以外はなんとも思わなくなってくるんですよね。

苦手意識を持つ方が多い「一本橋」も最初こそ脱輪しましたが、2,3時間乗車をすると規定時間の10秒は余裕でクリア出来るようになりました。

ちょうどその頃から教官に「低速コントロールの筋がいい」と言われるように。

ただ、これまでバイクスクールに行ったり、意識してバイクに乗っていたという訳でもなく、普通にツーリングしているだけだったので、特別上手くなる要素はありません。

なんなら普通自動二輪を取得した時は卒業試験に一度落ちてる位にヘタクソです。

そんな「ヘタクソ」が、難なく一本橋を通過出来るようになったのは、ひとえにセローのおかげだと思います。

知らぬ間にセローに鍛えてもらった(のかも)

セローって細かい定義はともかく「オフロードバイク」というジャンルに属するバイクじゃないですか。

そんなバイクに乗っていると、必然的に未舗装路に行きたくなるんですよね。

桝沢林道あたり

写真のような石がゴロゴロしている道を走るとなると、スタンディングしながら半クラを多用し突破します。※あくまで初心者の乗り方ですし正しいかすらわかりません

オフロードに慣れた人だと、アクセルを開けて信じられないスピードで突破していきますが、私はそんな技量も努力もないのでひたすら「半クラ」「スタンディング」です。

御荷鉾スーパー林道

セローは決してパワーがあるバイクじゃないので、スピードを出すというよりか、如何に変な道に行けるかを楽しみに走り回ってました。

山ばかりではなく海岸沿いを走るのもまた楽しい

こういった道はセロー以外でも当然走れますが、軽くて、万が一、倒しても修理代もさほどかからないセローだからこそ億劫になることなく走れたのかなと。

未舗装路によっては行き止まりがあったりするので、Uターンすることもしばしばありましたし、その他諸々知らず知らずのうちに鍛えてもらったのでしょうね。

東京農業大学 奥多摩演習林
【関東林道巡り】#1 三ノ木戸山展望所~東京農業大学 奥多摩演習林

さいごに

何度もコケました、過剰に荷物積載して高速道路を300kmぶっ続けで走りました、積雪・凍結路面を走りました、でも、どんなシチュエーション、乗り方をしてもセローは私に答えてくれました。

そんなセローは最近、乗り替えのため手放してしまいましたが、セローが教えてくれたバイクの乗り方は私の中で「セローイズム」として思い出と友に今でも心に残っています。

セローを選んだ時は「どこでも走れるから」という単純な理由でしたが、こんなに奥深いバイクだとは思いませんでした。

セローに限らずオフロードバイクというのは、私のような「ヘタクソ」ライダーを育て、答えてくれる懐が深いバイクです。

アドベンチャーブームの行く末に、オフロードブームが来て250ccオフロードバイクのラインアップが賑わってくれる事を切に祈ります。

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