どうもネトヲです。
私はバイクに乗るのが趣味で、その延長線上として動画撮影をしています。
動画撮影はアクションカメラを使用していて、初めて購入したのはSONYのHDR-AS300。
確かコレを道路に落として粉々になったのでHDR-AS300を買い直しつつ、GoProのHERO4 Sessionというキューブ型のカメラも買いました。
これも気づいたら無くなっていて、しばらくHDR-AS300を使っていたのですが、またもや道路に落として粉々に破壊されてしまいました。
んで、その後買ったのが、今も使っているGoProのHERO10 BLACK(HERO10)となります。
今回は3年超使用したHERO10からDJIのOsmo Action 5 Pro(OA5Pro)へ買い換えた話をします。
HERO10に対する不満
モトブログに限らずバイクの走行動画を撮影する際、一番考えないといけないのは「如何にして声や排気音を綺麗に撮るか」です。
ハンドルやヘルメットに素のGoProをマウントするだけでは風切り音によって全ての音がかき消されるので本体マイクにモフモフ等を装着しなんとか改善を図りますが、そんな小細工は焼け石に水なので、99.9%のライダーは外部マイクを導入することになります。
GoProに限らず現行の”まとも”なアクションカメラは外部マイク接続用の端子は本体に内蔵しておらず、別途アクセサリーを購入する必要があります。
GoProの場合「マイクアダプター」もしくは「Media Mod」を装着することで3.5mmのマイク端子を接続できるようになります。
私は後者のアクセサリーを購入し今の今まで使ってきました。

ですがこのMedia Mod、めちゃくちゃ使い勝手が悪い。
フリーズが多いGoProにおいてバッテリーを抜き差しする行為はもはや日常ではあるんですが、Media Mod自体にマウント用の足が付いておらずGoPro本体の足を利用するというアホみたいな仕様となっています(しかもコンパクトさを求められるアクションカメラにおいて筐体が重たくデカくなるというオマケ付き)。

この仕様がどう使い勝手に跳ねるかというと、バッテリーにアクセスする場合、時間をかけて画角調整をしたマウントをバラす必要があります(電源ボタンとモードボタンを同時に長押しすると上手く再起動してくれることもある)。
ただでさえMedia Mod装着によって底面のクリアランスが狭くなってネジが回しにくい中で、バイクという乗り物の性質上、地べた以外で水平で平らな場所を用意するのは難しいためシートの上とかに一時的にマウントやバッテリー等のパーツ置こうもんなら転がり落ちたりとストレスがめちゃくちゃ溜まります。
ほなならね給電しながら使えばいいでしょ、と考える人もいるかと思いますが、体感5割で録画を開始してからフリーズするんですよね。
さらにフリーズ問題に加えて、外部マイクが認識せず本体内蔵マイクで録画されていたというのもGoPro界隈ではよくある話で、これでボツになった動画は数知れず…
バッテリー交換問題は「Enduroバッテリー」を購入したことで頻度は下げれたものの、根本的な解決ではないため相変わらずストレスが溜まっていました。

OA5Proを知る
OA5Proに限らずですが、この手の中華資本の商品はインフルエンサーに無料でばらまいて忖度マシマシレビューで蔓延している状態です。
それにまんまとハマってしまったと言われればそれまでですが、ふとした時にYouTubeにてOA5Proをモトブログで利用している人の動画が上がってきて、物欲が最高潮に達した結果ポチってしまいました。
特に刺さった仕様としては
- 驚異的なバッテリー持ち
- マグネットマウント採用による脱着のしやすさ
- 最大2台のワイヤレスマイクの接続が可能で、一目で接続ステータスの確認が可能
となります。
私の使い方的にバッテリー1つでは心許ないので、バッテリーが3つ付属した「Osmo Action 5 Proアドベンチャーコンボ」の整備済製品を購入しました。

これに加えて、「DJI Mic Mini(2 TX + 1 RX + 充電ケース)」と「DJI Osmoヘルメット顎マウントクリップ」を併せて購入しました。こっちは新品です。
ファーストインプレッション
OA5Proの開封はめちゃくちゃ取り上げられているのでここでは詳しくは扱いませんが、整備済製品についてはあまり情報がない印象なので、どんな感じなのかをお伝えできればと思います。
段ボールから商品を取り出してみると「RB UNIT」という赤いシールがデカデカと貼ってありました。

RBとは恐らく「Refurbished」の略だと思われ、箱側面の差し込み部分にも同様のシールが貼ってありました。

では肝心の中身はどうかというと、綺麗に梱包されていて素人目には新品にしか見えなかったです。



カメラ本体に傷もなく、バッテリーも摩擦によるハゲもない新品のように見えます。
保証についても新品購入時とほぼ同等ですし、次DJIを製品を買うことがあれば全然整備済製品でいいなと思えるクオリティでした。
DJI Mic Mini(2 TX + 1 RX + 充電ケース)はトランスミッタが本当に小さくヘルメットの中に仕込みやすそうな印象。
そして「DJI Osmoヘルメット顎マウントクリップ」は挟み込む力がめちゃくちゃ強く、親指と人差し指の2本だけでは”口”を開く事ができませんでした。これくらい強ければヘルメットから外れることはまずないでしょう。

実際に、OA5Proを触ってみた感触としては概ね巷のウワサ通りで、HERO10よりもレスポンスのいい操作感と液晶の視認性、そしてDJI Mic Miniとの親和性の高さが気に入りました。
一方で「使いやすい」と言われているスマホアプリ「DJI Mimo」は個人的にはかなり微妙。
たとえば、この画面をみて何処をタップしたら本体の設定画面を呼び出せるか分かりますか?

接続の速さは文句なしですが、アイコンが小さくぱっと見でどこを操作したらどうなるか分かりづらいUIと、強制的に横画面に切り替わる仕様が非常に使いずらい。
スマホって基本縦で使うものなので強制的に横画面にされると持ち替えが必要だし、バイクハンドルにスマホマウントするのも基本的縦じゃないですか。
スマホアプリについてはGoPro Quikの方が使いやすいと感じます。

ヘルメットへの「顎マウント」方法の違い
モトブログであったり走行動画を撮影しようとする場合の定番といえば、ヘルメットの顎にカメラをくっ付ける「顎マウント」ですよね。
わたしも顎マウントはよくやっているのですが、ヘルメットにクソダサいマウント用台座を着けるのは許せないので、のり付け不要の取り外し可能なタイプのマウント商品を使用しています。
HERO10の場合はUlanziのクランプを使用し顎にマウントしています。


これの問題点としては、ただでさえ重たいHERO10+Media Modという組合せに金属製のUlanziのクランプが加わることでめちゃくちゃ重たくなります。
しかも外部マイクはヘルメットの中に仕込む必要があり、これも以外と手間です。
こんな重量物がヘルメット、しかも支点から離れた場所に装着されると頭を動かす動作一つ一つが遅くなり、はっきり言って危ないです。絶対真似してはダメです。
一方OA5Proは軽量かつシンプルな組合せで顎マウントが可能となりました。


顎マウントクリップはプラスチック製で肉抜きがされていて軽量な上にトランスミッタ固定用台座も兼ねているため、全てのアクセサリーがこのクリップに集約され、ものの一瞬で撮影環境を整えることが可能となりました。
当然、マウントしっぱなしでのバッテリー交換も可能ですし、取外しもマグネットマウントの台座を使用しているのでかなりスムーズにできます。
もう何もかもHERO10時代のマウント方法とはレベチです。完全上位互換です。
まとめ
ということでHERO10からOA5Proへ更改した話を経緯を含めて好き勝手書かせていただきました。
HERO10の発売日は2021年9月16日、OA5Proは2024年9月19日ということで3年分のラグがあるわけですが、最新のHERO13と比較したとしてもあらゆる面においてOA5Proの方が勝っていると思います。
シリーズナンバーが1桁の頃のGoProのトレーラのワクワクした感じが好きで、GoProを長らく使ってきましたが、ここ最近のトレーラはやたら性能・機能アピールをしていてなんか違うんですよね。感性に響かないです。
A Moment Apartという神曲を採用したHERO6のトレーラが一番好きです。
さよならGoPro。